鳥インフルエンザ警戒レベルの引き上げ

こんにちは、豊橋小松病院の曽我です。

今回は野鳥さんに関するお知らせです。
この度愛知県から鳥インフルエンザ警戒レベルの引き上げの通達が来ました。

インフルエンザは人での印象もあるかと思いますが、冬に乾燥している時に増えてきます。
これは鳥さんのインフルエンザも同じで冬季に増えます。これは渡り鳥の影響も受けており大陸から渡ってきた水鳥が病気を運んでくると言われています。

そのため毎年10月頃から鳥インフルエンザの警戒情報が出てきます。
これが出たらどうなるのでしょうか

 

まず、動物病院での野鳥さんの受け入れがストップします。
可哀想ではあるのですが、この時期の野鳥は鳥インフルエンザを持っているリスクがあります。

蔓延防止の観点から野鳥さんの治療ができなくなります。

 

お家での注意点も挙げておきます。
基本的にはお家の子と野鳥さんの接点を作らないことが大切になります。
日光浴などで外に出すことやフライングスーツなどを着て外に遊びに行く場合は、冬の間気をつけるべきでしょう。
そもそもとして気温が下がることや日光浴の効果が下がることもあり、冬季は外には出さない方が良いでしょう。

また、野鳥さんが家の近くに巣を作っている場合などにも注意が必要です。

 

鶏さんやアヒルさんがお家にいる方はインフルエンザの発生状況に注意もしておきましょう。東三河地区で鳥インフルエンザが発生した場合には移動制限がかかる場合があります。
こうした法律の不明点などは家畜保健衛生所さんや当院にお問い合わせいただければお答えすることができますので困った時には聞いてみましょう。

鳥インフルエンザは人にも影響のある疾病です。
人の生活を守るためにこうした地道な防疫が大切になってきます。

皆様のご協力もいただけると幸いです。