
【鳥の健康を守るには?病院に行くタイミングっていつ?】
愛鳥の健康について「何か変かも?」と感じたことはありませんか?
けれど何を基準に『様子を見る』のか、『病院に行くべきなのか』を判断するのは、実はとても難しいことです。
先日、アメリカの鳥専門獣医、ステファニー・ラム先生のセミナーを受講する機会がありました。そのセミナーでは、「健康チェックポイントや動物病院に行くタイミング」についてお話を聴く事が出来ました。
◯自宅で注意する6つのポイント
・食欲
・尿便
・グルーミング
・行動
・体重
・外見
①食欲
・通常の75%以下になった
・好物しか食べない
・通常の時間に食べない
②尿便
・便:いつもと色が違う、ゆるい便・通常の形ではない、餌が便にそのまま出ている
・尿酸:色が白から他の色に変わった
・尿:量が多い ※朝は量が多くてもOK
血液が出ている
③グルーミング
・羽が乱れている
・通常のグルーミングを止めた
・過度にグルーミングをしている
④行動
・睡眠パターンの変化:いつもより長い、短い
・遊びの変化:いつものように遊んでいない、膨羽、寝ている等、他の鳥から虐められていないか
⑤体重
・体重が5〜10%以上減った
・体重が10%以上増えた(太った?卵?腫瘍?)
⑥外見
・目と鼻から分泌物が出ていないか(分泌物の色をチェック)
・呼吸:クチバシを開閉していないか、尾羽を振っていないか
※安静時にもこのような状況にあれば病院へ
・羽を広げている
・両脚で体重を支えられているか
・羽がどちらか垂れ下がっていないか
・飛ぼうとしなくなった又は、飛んでもすぐ休憩する
・肛門付近が汚れている
・お尻から何か出てきていないか
・腹部が膨張していないか
・膨羽していないか
・呼んでも反応が悪い 等
※いつもと違う様子があれば写真や、動画等撮っておくと良いでしょう
◯まとめ
愛鳥さんと末永く幸せに過ごしていくために、日常で見逃してしまいがちなサインや、病院に連れて行くタイミングの見極めの参考にしてもらえればと思います。