鳥さんのおしっこの話(続編)

みなさん、こんにちは。
今回は鳥のおしっこのお話続編です!
前回は尿の成分などについてお話しましたが、それをふまえて多尿の時に考えられる病気についてご説明します🐥

前回のコラムで尿の見方についてお話しました。鳥には尿酸と水分尿がありますが、多尿の時は主に水分尿が多くなったと感じます。
また尿量が多くなったことによって、お尻が汚れるといった内容で受診されることも多いです。

多尿は必ずしも病的ではなく、生理的に起こることもあります。(これについては前回のコラムに記載しました)
病気で起こる場合、腎臓の病気、糖尿病などで多尿になることがあります。

▽腎機能の低下で起こる場合

腎臓で尿の濃縮がうまくできなくなると、水分の多い多尿になります。腎臓病、腎不全、腎臓の腫瘍などがあります。
多尿だけでなく、脚の痛みや元気食欲の低下も起こることがあります。
レントゲンで腎臓の腫大がないか見たり、血液検査を行い腎臓の数値を見ることで、ある程度診断することができます💉

また、腎機能が低下すると核酸という物質(人間ではよくプリン体なんて言葉を耳にするかと思います)の代謝がうまくいかず、通風を発症することがあります。
セキセイインコでは主に関節通風といって、脚や翼の関節に白い通風結節ができることが多く、脚の痛みなどでの来院で診断されることが多いです。

オカメインコでは内臓通風といって肝臓や腎臓などに尿酸が沈着することが多く、外見では分からないこともあります。

 

▽糖尿病でおこる場合

鳥にも糖尿病があるとご存知でしたか?
尿検査と血液検査で総合的に診断可能です。
ワンちゃんネコちゃんの糖尿病では、インスリン製剤を注射で打つことで維持する場合が多いですが、鳥の糖尿病は基本的に飲み薬で維持を狙います。

 

 

他にもまだまだありますが、主にこの2つが多尿になる原因として多く見られます。
診察を受ける際は下に紙を敷かないようにしたり、キャリーの下にラップを敷くなどして、尿検査のための尿が取れるようにして頂けるとスムーズです☺️

 

獣医師 船戸このか

 

鳥さんのおしっこのお話