小動物と床材〜敷くもので病気になることがあります

動物さん(主に齧歯類など)の暮らしと切っても切り離せない“床材”の話を少しさせていただきたいなと思います。

まず、床材にはいろいろな役割があります。
大きく分けて
•ケージの中で活動しやすくさせてあげる
(歩きやすくなる)
•巣穴を作りやすくする
•保温する
などです。

 

とはいえ、床材といっても、ホームセンターやペットショップなどに行くとたくさん種類があって、迷ってしまいますよね…
なので、いくつかの種類を解説、ご紹介です!

①牧草
食べても大丈夫なものなので、繊維質を摂らせる意味では良いかも知れませんが、先端が鋭利だったり、牧草の種類によってはアレルゲンになりえます

②木製チップ
吸湿性が高く、保温性に優れています。
ただ、素材によってはアレルゲンになりえます。
(結膜炎や皮膚炎を起こしたりします)
針葉樹(マツやスギ)のチップはより注意が必要でおすすめできません。

③紙製チップ
クッション性や吸湿性に優れています。
白色のものは尿の異常だったり、身体からの出血があったりしたときなど気づきやすいです。
木製チップなどに比べると、低アレルゲンでもあるので、個人的には1番おすすめです(私の家でも使っています)

紙製のキッチンペーパーもお勧めです。細かく割いて入れてもいいですし、そのまま入れても自分で細かくちぎっておうちに入れたりするので良いです。

※注意※不織布のものはダメです。

 

ちなみに…
冬の時期になると、綿や、中に入れる布製の入れ物が売られたりしていますが、口に入れてしまったりした場合、消化管閉塞を引き起こしてしまったり、ほつれた糸などが足に絡まると危険なので、ケージに入れてはいけません。